無茶な行動は格好悪い
無茶な登山で、事故に遭う人が増えているそうだ。
2007.9 八ヶ岳 山には遭難者の碑が立っていることが多い。気が引き締まる
スニーカーで富士山に登ってきた若者を見た事がある。
命知らずの知り合いは、ろくに登山経験もないのに、春先に雪が残る山を、アイゼン無しで登ってきたとか。
キム兄ではないけれど、これらの話は、私には「考えられない!」ことだ。
●ウケ狙いの登山は吐き気がする
確かに無茶な行動は、やっていて面白いし、話のネタになるのもわかる。
しかし、登山は自分の命がかかっている。
命をかけてまで、ウケを狙う必要があるのだろうか?
無知とは恐ろしい。
何も知らずに山に入る事は、ガソリンスタンドでタバコに火をつけるくらい、本当に恐ろしい。
●登山の目標は「無事下山すること」
登山は、「リスク回避能力」と「トラブル対応能力」を鍛えるスポーツだ。行き当たりばったりの行動は、はた目にかなり格好悪い。
冷静に的確な行動が出来るかどうかが、一番重要だ。
少しでも危険があるようならば、目の前が頂上でも引き返す。
その決断こそが、最も格好良い姿として、尊敬されるべきだ。
●少しずつ、自分のやれる範囲を増やしていく
多少の無理をすれば、誰でも大抵の山は登れてしまう。
登山は、ちょっと幅の広い水路を飛び越えることと似ている。思いっきり飛べば、誰でも飛び越えられる。しかし、足の踏み場を間違えれば、水路に落ちる。
そうではなくて、時間をかけて、足元に橋を確実に組み上げていく。組みあがったら、その上を歩く。
登山とはそういうものだと思う。
多くの経験を、確実に積んでいくプロセスこそ、登山の醍醐味だと思う。
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