高山病対策
高山病は2500mくらいから発生する可能性があると言われている。
気圧が下がり、空気が薄くなると、酸素摂取量が低下し、酸欠の状態になる。
頭痛や食欲不振、吐き気、心悸亢進(脈拍が速くなる)など、体に異変が生じる。
2008.7北岳山頂付近から北岳山荘、間ノ岳、農鳥岳、塩見岳を望む
昼寝の後に発症する
私は3000m前後の山小屋を利用すると、必ず高山病になる。症状はいつも頭痛だ。
そのときの状況を思い出してみると、山小屋に着いた直後は高山病は発生していない。荷物を降ろして、ビール等を飲みながら一服して、昼寝をした後に発生する。
もしかすると、昼寝が良くないのではないか?睡眠中は呼吸数が減るため、酸欠になりやすいはずだ。
「到着後の昼寝で呼吸数が下がり、酸欠になる」との仮説を立て、検証してみた。
北岳で検証
北岳に登った際、山小屋に到着してから、夜まで寝ないようにしてみた。すると、その日も次の日も頭痛が発生しないことが分かった。
山小屋に着く直前は、多少の心悸亢進が発生したけれど、次の日は全く発生しない。一晩寝て、高度順応したのだろう。
「昼寝酸欠説」を支持する結果となった。
高山病は発生させないことが一番
高山病は一度発生してしまうと、高度を下げるか酸素を吸うしか対処方法が無い。高山病が発生しない行動を心がけるようにしたい。
要するに酸欠にならなければ良いのだ。それには、酸素をたくさん吸って、なるべく酸素を消費しないように行動する。
つまり、大きく息をして、ゆっくり歩けば良いのだ。
そして、到着直後の昼寝は要注意だ。せっかく高いところまで登ってきたのだ。昼寝は避けて、雲上の景色を見ながら、会話などを楽しもう。
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